ACT148 続き妄想プチSS

あゆち様からの頂き物v

〜side R version 1〜

「・・最上さん・・・」

君の頭の中が不破の事で一杯になっているのがアリアリと見てとれて、許せなかった。
揺るがないと誓った俺の理性は、見事、あっけなく決壊・・・。

貰ったワインゼリーをひとかけら口に含むと、有無を言わさず最上さんにくちづける。驚いて思わず何かを言おうと口を開きかけた最上さんに、すかさず舌を滑り込ませ、そしてゼリーを流し込む。

「っっん、んんん?!!??」

ゆっくりとくちびるを離し、真っ赤になって訳がわからないといった風にカクカクしている最上さんににっこりと微笑む。

「味見。コレはしていないだろう? おいしいね。ありがとう」

あ・あ・あ・あじみですかぁ・・・???!!!!なんていう味見のさせ方するんですかぁぁぁ!!!???っていうか、男の人ってみんな口移しでそんなことをするんですかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ??!!!
といった感じで愕然としている最上さんの様子をみて思わずほくそ笑む。

上書き完了。




☆☆☆あゆちさんの呟き☆☆☆

後のことはどーとでもなれ!
せめて、これくらいはやってくれたまえよ〜。蓮〜!!
あああ、でも、キョーコの脳内削除を極度に恐れている蓮だから無理かぁ〜。
じゃあ、せめて・・・・(09.10.21)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆




〜side R version 2〜

俺と一緒にいるのに。
俺のすぐ隣にいるのに。
俺とあんな表情をして話していたのに・・・

一瞬のうちに般若の様な顔になってしまった君。
何を考えているのか一目瞭然。

キリリ、と胸が痛む。
どす黒い感情が湧き出してくるのが自分でもわかる。
ヤバい。制御できなくなりそうだ。
だけど、今の居心地のいいポジションだけは失いたくはない。
失うわけにはいかないんだ・・・!!
じゃあ、どうする?どうすればいい・・・・?

「・・・最上さん・・」

「え?」

おもむろに最上さんに覆い被さり、じっと見つめる。
最上さんは緊張からかピクリとも動かない。

いつか見た顔。そう、あの夏の軽井沢でのバスの中だ。
あの時はなんとか踏みとどまったっけ・・・

顎に手をかけ、少し上向かせながらゆっくりと顔を近づけていく・・・。
くちびるの手前、触れるか触れないかというところで、すっと上にずらし、眉間をペロリとひと舐めする。
瞬間、最上さんは弾かれたように目を見開き、ものすごい勢いで真っ赤になり固まってしまった。目をパチクリとしたまま、額に手をやり声にならない声でハクハクとしている君に囁く。

「コ・コ」
先ほど舐めた最上さんの眉間を人差し指でツンツンとつっつく。
「思いっきり皺がよってたよ。人前で女の子が、ましてや芸能人がそんな顔をするもんじゃないよ?」

そう言いながら再びゆっくりと顔を近づけ、逃さないとばかりに最上さんの瞳を見つめる。
蛇に睨まれたカエルの如くまばたきすらしない最上さんに向かって最終通告。

「そんなに不破とのアレを思い出して不愉快になるのなら・・・俺が上書き・・・してあげようか?」




☆☆☆あゆちさんの呟き☆☆☆

で、キョーコよ、提案を受け入れるのだぁ〜っっ。(09.10.21)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆




〜side K version 1〜

「・・・最上さん・・」

「え?」

呼びかけられて振り向いた途端、いつの間にか夜の帝王に変身していた敦賀さんと目があった。動けないでいるとふいに顎を持ち上げられ、妖艶な笑顔の敦賀さんの顔がだんだんと近づいてくる。

こ・これは・・・・!!まさか。まさか。まさか!!??

心臓が潰れそうなくらいドキドキしているのが自分でもわかる。胸が息苦しい・・・。
思わずギュッと目を閉じた瞬間、思いもかけないところにヒンヤリとした感触が走った。

???!☆○×□△??!!!
い・・い・い・・・今のはなに?!!
なんだったの??!!

瞬間的に目を見開くと、視界に飛び込んできたのはニヤリとした夜の帝王。

!!!やだっ!!からかわれた??!!・・・の?
ツキンと胸の奥が痛む。それが何故なのかなんて、考えたくもない。

キス・・・・されるのかと思ったのに・・・・。
!!!って、わたし、一体ナニ考えてるのよ!!
恐れ多くも大先輩。敦賀教の教祖さまにむかって!!

1人赤面しながらプチバニックに陥っていると、
先ほど冷たい感触が走った眉間を人差し指でツンツンとつっつかれる。

「コ・コ。思いっきり皺がよってたよ。人前で女の子が、ましてや芸能人がそんな顔をするもんじゃないよ?」
そう言いながら再び近づいてくる敦賀さんの顔。吸い込まれそうな敦賀さんの瞳から目がそらすことができない。心臓がドキドキしている。何か期待にも似た、得体のしれない感覚が自分の体を支配していく・・・。

そして耳元で囁かれる甘美なる誘惑。

「そんなに不破とのアレを思い出して不愉快になるのなら・・・俺が上書き・・・してあげようか?」




☆☆☆あゆちさんの呟き☆☆☆

こ、この先が〜・・・・書けない (;_;) エロになるから?(爆)(09.10.23)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆




これの後日談的要素を含むわたくしめのACT148 続き妄想をご覧になりたい方は、こちらから。→ To Valentine Memory


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わたくしめの『Valentine Memory』はこれに触発された!と言っても過言ではない!
ヘタ紳士な蓮のこと、尚以上の行為でもって記憶の上書き!なんて暴挙にはでないだろう、…多分。
拍手掲載日[2009年 10月 26日]

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