こちらは甘今想最の『久遠君、久遠君』という記事のイラストのあまりの萌えさに残したコメント(2009/03/05)の再録。
折角フリーにして下さった萌え絵なので、一緒に飾ってます。




久遠の君




久遠の君



時は平安。

その麗しい風情と高貴な美貌は都一と謳われ、のみならず素晴らしい才を多方面に合わせ持つ久遠の君。
武術は元より楽や舞いにも秀で、職務での有能さは右に出る者は無し、と名声も欲しいまま。

彼はまるで花から花へと飛び回る蝶の如く、数多の女性と浮き名は流すも、決して誰とも本気にはならない。
何も、何者も、彼の内なる空虚さを満たすことは出来ない。

そんな彼が気まぐれで覗いた神社境内の聖なる泉で、水鏡越しに偶然出会ったのは時空の向こう側の現代で、
健気に生きる可憐な少女。
水鏡越しで他愛無い会話の逢瀬を重ねるうちに、彼女を通して気付くもの、見えて来るもの。



そして、

徐々に燻り始める、己の中の制御不能で不可解な感情。

時空に遮られ、姿はお互い見えても、触れ合う事は出来ぬ二人。


なぜ、出会ったのか?

二人の想いが繋がる日は来るのだろうか......。




水鏡と久遠の君
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水鏡に映っている久遠の君






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当初は、本編よろしく例の京都の河原で一人泣いてたチビキョーコ(推定7才)が川辺の水面(みなも)に映った平安朝の衣装の二十歳の久遠と出会う(久遠は神社の泉から覗いてます)、と想像しました。

で、勿論、キョコたんは『久遠』を『コーン』と聞き間違え(水越しだからよく聞き取れなかったことにして)、妖精だと思い込みます。水の向こう側は、妖精の国だ!とばかりに。

しかも、向こうと現代では時間の流れが違い、現代の方が10倍早く時が進むんですね。
つまり、久遠の一年はキョーコの10年になり、久遠にとっての1年の間に、キョーコは彼の目の前で(勿論、水鏡越しなので、会えるにも限度はありますが)それこそ幼虫が蛹をへて羽化する蝶の如く、幼女からしなやかな少女・乙女へと成長していくわけですよ。(最終的には、久遠21才、キョーコ17才)

その間の久遠の感情の変化・葛藤など、ヘタレ振りもさもあらん、な〜どと妄想しちゃったのですが、さすがに簡潔に説明する事も、コメント枠に入り切ることも難しそうだったので、要点を押さえた形に絞り込んだのが上記。

一枚の美麗画像から、ここまで妄想を触発されてしまう私の脳って...。
いやいや、げに恐ろしきはその反応を促す萌え絵の作者ですよね!

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